この「作品集(2)」のコンテンツでは、主に、近年まで名鉄線上で第一線級の活躍を続けてきた車輌たちの作品を中心にご紹介しています。
ここでご紹介する系列の多くは、3扉通勤型の6000系シリーズ、観光特急型である8000系シリーズを除けば、そのほとんどが戦前・戦後を通じて名鉄のスタンダードであった2扉クロスシートを装備した車輌たちとなっています。ここでご紹介する系列のうち、5500系、7500系、キハ8000系、同8500系、8800系については老朽化や輸送需要の変化によってすでに引退しています。7000系は、「パノラマカー」の愛称で親しまれた名鉄不朽の名車でありますが、5300系ともども数年の後に全廃されることが決まっています。
AL車およびHL車は、戦前から活躍してきたツリカケ駆動方式の旧性能電車の総称で、後者について1960年代前半を中心に車体更新と形式統合が実施されています。これら旧性能車の多くは、7000系たちと袂を分かつようにして長い間活躍してきましたが、6000系シリーズの増備にともない、1990年代までにそのほとんどが淘汰されています。
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