名古屋鉄道6000系
コンテンツ掲載日:2007年03月06日最終更新日:2007年03月06日
◆実車解説
沿線の宅地開発とオイルショックにより通勤旅客が急増した名鉄では、3880系(元東急電鉄3700系)を導入して急場をしのいでいましたが、同系の使用実績を元に開発されたのがここにご紹介する6000系です。 6000系は1977年に1次車が登場して以来、1985年まで10次にわたって製造されました。その間にマイナーチェンジを繰り返しましたので、形態もバラエティーに富んでおり、趣味的に見ても興味の尽きない系列となっています。
◆6002F
6002Fは、最初に登場した1次車のグループに入ります。側扉間の連続窓や連結面貫通扉の形態に7000系パノラマカーの色香が残っているのが特徴です。登場当時は中央側扉を挟んで集団離反式に設置された小型の固定クロスシートをともなった内装が、通勤電車としては斬新との評価がされ、鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞しています。 作品では、ロングシート化が行われ、3500系が本格的に活躍を開始した1990年代半ば頃の姿を再現しています。紙屋根工法による車体構成にMPギヤシステムによる駆動方式を採用しています。
左から順にク6002、モ6302、サ6102、モ6202
先頭車どうしの並び
中間電動車のパンタ周り
先頭車と中間車妻面
運転席部分を俯瞰する
◆6018F
6018Fは、1980年に登場した5次車をモデルにしています。これまでの6000系は仕様に細かい変化はあったものの、側窓は7000系のように固定方式を守っていました。5次車では、省エネルギーの風潮が浸透してきたために、開閉式のユニット窓に変更されたほか、空調装置にも見直しが行われました。この思想は、その後に登場した6500系にも引き継がれました。 作品でもそういった変更点が見せ場になっています。一番の特徴であるユニット窓は、その特有の窓枠を、カラス口による塗料(ラッカーサフェーサー)の塗り重ねで表現しています。6018Fは6002Fと同時に製作しました。両系列での併結運転も可能です。
左から順にク6018、モ6318、サ6118、モ6218
先頭車どうしのならび
二次車(6018F・左)と一次車(6002F)の違いは先頭車のつくりにも出ている
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