かつて少年向けの雑誌には鉄道模型の作り方が連載されているものがあり、特に年少ファンのハートをガッチリつかんでいました。それらの雑誌もいつの間にか店頭から姿を消し、初心者が鉄道模型作り(特にペーパーモデル)を学ぼうにも、いったいどこから手を付けたらいいのか分からないといった時代が長く続きました。また、小売店においてもペーパーモデルは時代遅れといった烙印が押され、古くから親しまれたペーパーキットのメーカーは、後継者難にも見舞われて次々にのれんを下ろしていきました。この様相はまさにペーパーモデル冬の時代到来といった感じでありました。そして鉄道模型はゲージを問わず精密化・高価格化路線を歩み続けることになりました。
そんな中で、古くからあるペーパーモデルを見直そうという動きが出てきました。「心のこもった手作り製品」をモットーに顧客の心をつかむメーカーも現れました。
このような時代の流れをつかみながら、鉄道模型誌『月刊とれいん』の連載企画として『紙成模型塾』がスタートしました。工作中の写真を交えながら詳しい製作法が披露され、巻末には型紙がついた親切設計がウリというものです。
光栄なことに、当サイトの管理人は、この企画の第一回目の講師役を拝命いたしました。
ここでは私が誌面で披露した作例、型紙、工作方法をweb版で提供しております。またweb版ならではのオリジナルなコンテンツも用意いたしましたので、みなさまの「受講」をお待ちしております。

|