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床下機器製作 |
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コンテンツ掲載日:1999年11月15日 最終更新日:2007年02月20日 |
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◆製作の姿勢
床下機器については、豊富に用意された市販の部品を使用することも可能ですが、前項の屋上機器と同様に、角材(木材)やペーパーを利用してローコストに仕上がるように心掛けています。また、自作することによって、特にモーター搭載車の伝動装置のスペースに合わせた形状のものを自在に作ることも可能です。
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■材料への事前仕上げ
角材を部品の大きさに合わせてカットしてからでは作業性が落ちるため、下の写真のようにカットする前の材料に、薄めたサフェーサーを塗り、乾燥後に耐水ペーパーで研いで表面を滑らかにしておきます。
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材料への事前仕上げ
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■材料を部品の大きさにカット
角材をカットするにはカッターナイフを使用しています。刃の部分を垂直に押し当てる要領で切り口を徐々に深くしていきます。切り口がある程度まで深くなったら指の力で折ってしまいます。切り口は板材に貼り付けたペーパー(240番程度)で研いで滑らかにしておきます。下の写真はその状態を表しています。
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素材をカットし、切り口を仕上げた状態
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■表面処理と仕上げ
カットが済んだ角材の表側(車体の外側に面した方向)にくる部分には車体と同じ材料のペーパーを貼って表面処理をしておきます。下の写真が示すように角材の小口に当たる部分にはパテを充填し小さな穴や隙間を埋めておきます。そして、パーツの全体に再び薄めたサフェーサーを塗って下仕上げをします。この要領は車体の仕上げと同様です。
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表面処理の済んだ素材
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■ディテールの取り付け
仕上げが済んだらディテールの取り付けに取り掛かります。ディテールも紙製となっています。細く切り出した紙を貼って取っ手を表現したり、薄い紙から切り出した帯状の材料を貼って機器箱の名称札を表現したりしています。下の写真はディテールの取り付けが完了した状態を表しています。
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ディテールの取り付けが完了した状態
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■取り付け板の製作
製作が済んだパーツを床板に取り付けるためのパーツを製作します。厚さが2mmの板材から切り出しし、床板と取り付けるための穴をあらかじめ開けておきます。ここまで済んだら、サフェーサーとペーパーがけによる仕上げを行います。下の写真はその時の状態です。手前はT車(モーター無搭載車)、奥がM車(モーター搭載車)用のものです。後者は同じ部品が2枚セットで1両分となっています。
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取り付け板の製作
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■機器類の取り付けと最終仕上げ
でき上がった機器類を取り付け板に接着し、その後に薄めたサフェーサーを一塗りしておきます。取り付け終わったディテールを傷めてしまうため、この段階ではサフェーサー乾燥後のペーパーがけを行いません。その様子が下の写真です。この後、サフェーサースプレーを吹き付けて、本塗装に備えます。
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完成した機器類が取り付け板に接着された状態
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■塗装と仕上げ
吹き付け方式による塗装を行います。吹き残しがないよう、慎重に作業します。
この塗装が済んだら、面相筆を使って機器のポイントごとにライトグレーやホワイト、シルバーによるタッチアップを行い、写真7のとおり完成です。
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完成した床下機器類
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