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名古屋鉄道7000系(その3) |
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コンテンツ掲載日:2007年02月20日 最終更新日:2007年02月20日 |
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◆二階運転台の製作
先頭車の特徴の一つである二階運転台の工作に取り掛かりました。まず屋根部分となる部分として、1mm厚のヒノキ板を加工しました。運転台の出入り口部分はご覧のとおり、側板の延長上にありますから、この部分の内張りをあらかじめ天井方向に向かって余白を作っておきました。この余白の部分は折り曲げた後に先ほど述べたヒノキ板で作られた屋根板のノリしろとなるわけです。
運転台後方と一般客室屋根をつなぐ壁は、現物合わせにより3点セットのパーツを切り出して表現しました。また、前方部分については、これまた現物あわせとなりますが、ヒノキ板を削り出して表現しました。しかし、現物合わせとはいえ、やはり大きな隙間が発生してしまいますから、パテによる整形で根気良く仕上げていきました。
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【写真31】 車体の下地仕上に着手。箱状にする前に車体の内側にラッカーサフェーサーを塗布。
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【写真32】 妻板を接着し、車体を箱状にする。
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【写真33】 先頭車を箱状にし始めたところ。
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【写真34】 先頭車を箱状にし始めたところ。
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【写真35】 完成した展望室屋根部分。
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【写真36】 屋根部分にも左に示した内張りを接着する。
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【写真37】 車体裾にも補強を行ったところ。
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【写真38】 車体と下回り取付板を接着し、補強作業が完了。
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◆車体の下地仕上げ
箱状に組み上がった車体は、これから述べるような下地仕上げをすると、剛性が向上するほか、塗装後にはペーパー車体とは思えないような仕上がりを得ることができます。
まずは、240番のサンドペーパーで車体の外側全体を空研ぎします。その結果で生じる紙の多少のケバ立ちは気にしません。窓抜きの最中にできた切り口のめくれ、車体を組み立てる上で発生した段差、そしてはみ出てしまった接着剤などを、ここで除去してしまうことが目的だからです。取り除ききれなかった段差や隙間については、プラパテを充填し、乾燥させた後に再び研いでやります。
次に、希釈したラッカーサフェーサー(マッハ模型製)を車体の裏と表から、刷り込むように筆塗りしていきます。一晩車体を乾燥させた後、400番の耐水ペーパーで空研ぎしてやります。この筆塗り→乾燥→空研ぎという工程を3〜4回経ると、驚くほどツルツルとした仕上がりが得られます。なお、この工程を2〜3回経たところで、雨どい、前照灯などの車体に密着した(車体と同色で塗られた)パーツを取り付け、さらに下地仕上げの工程を継続しました。
工程を経るたびに耐水ペーパーの目を細かいものに変えていきます。最終的には600または800番でフィニッシュとしています。
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【写真39】 運転室後方のパーツを作る。
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【写真40】 車体組み立て中にできた隙間等をパテで仕上中。
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【写真41】 車体組み立て中にできた隙間等をパテで仕上中。
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【写真42】 車体全体にラッカーサフェーサーを塗布したところ。
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【写真43】 下地仕上が一段落し、雨どいや前照灯等のパーツを取り付ける。
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