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製作記

名古屋鉄道2200系(その1)

名古屋鉄道
名鉄2000系
名鉄2200系
名鉄3300・3150系
名鉄3500系
名鉄7000系

コンテンツ掲載日:2005年07月03日
最終更新日:2007年02月20日

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◆車輌概説

名鉄2200系は、同2000系『ミュースカイ』とともに2005年1月に開港した中部国際空港への鉄道アクセスを担うために誕生した特急専用車輌です。
同系は先に登場した2000系をベースとしつつも、編成中に特別車と一般車が混在していることや6両固定編成であるといったことが外見上の大きな違いとなっています。また、車体のカラーリングは従来の名鉄特急の赤と白を基調としつつも、屋根肩にグレーを配するなど塗り分けのパターンを一新したものとなりました。これは、2000系のカラーリングを検討する際に考え出された候補の一つであるとのことです。
同系は、2000系のような愛称こそ与えられませんでしたが、新世代の名鉄電車の一員として毎日活躍しています。

名鉄空港特急2200系
写真:鬼頭哲哉

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◆窓抜き・組立て・補強

同系の車体構造は、側窓や乗降扉の位置の違いなどを除けば、一足先に製作した2000系と同一であるので、車体の製作にあたっては、ほとんど悩むことなく進めることができました。車体の折り曲げや構成については、2000系と全く同じとなっています。ただし、屋根の部分の補強方法については2000系の時の反省を踏まえて改良したため、別々に作成した側板と屋根を接着する作業は能率が向上し、精度も増しました。一方で、補強に使った角材の消費量は増大しましたので、結果は「良し悪し」といったところです。
さて、補強から組立てに入る実際の様子を写真でご覧いただきましょう。

写真1
【写真1】

【写真1】は、内張りと窓抜きが終わった側板です。板材に押し付けて、屋根肩と腰部に曲げグセもつけました。
車体の裾には3mm×3mmの角材(ヒノキ材)が接着されています。

写真2
【写真2】

今回の改良点です。屋根部分の材料には、【写真2】のように、側板との糊しろ部分の裏側に3mm×3mmの角材を接着しました。これにより、屋根部分の材料の直線性が高まると同時に、側板との接着が楽になり、なおかつ精度も高まりました。

写真3
【写真3】

【写真3】は、【写真2】の状態に妻板を接着し、車体を箱状にした様子を示しています。側板の幕板部分に弱さが残りますので、裏側から3mm×3mmの角材を接着しました。また、側板の窓柱部分にも1mm×1mmの角材を接着して補強をしました。

写真4
【写真4】

さらに【写真4】のように、車体の中心付近に2箇所、同寸法の角材を左右の幕板間に渡すようにして接着すれば、車体の強度がさらにアップします。
屋根には裏側からもう一枚内張りを接着して強度を上げておきました。

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