◆挙式・披露宴の形態
挙式と披露宴は親類たちに対して結婚を公表する意味があります。また、親からの援助があるないにかかわらず、少なくないお金がかかるものです。それゆえに、両親へのあいさつをした際に、二人で事前に相談した結果を話し、大筋で了解を得ておきました。
その大筋とは、
(1)親類とごく親しい友人を披露宴に招く(いわゆる「内輪でやる」ということ)
(2)挙式・披露宴の場所は、双方から地理的・時間的に見ても程よい距離の場所で行う
(3)派手になり過ぎないようにする
というものでした。
以下にそれぞれの根拠を記します。
1.内輪で挙式と披露宴を行う理由
披露宴については、双方の勤務先関係者を来賓またはそれに近い形で招くことケースが多いようですが、私たちの場合は、職場関係者については往々にして人選の困難さ(「あいつが呼ばれているのに、おれが呼ばれていない」というやっかみ等が生じることが考えられる)が予想されることや、お祝いなどの金銭的な負担をかけさせたくないということが第一点、あいみが既に会社での仕事を離れて数年が経過しているために、それが不可能なことが第二点、過去に、職場関係者ばかりの披露宴が非常に堅苦しくてつまらなかった(これは私の両親の体験談ですが)というのが第三点目の理由でした。そういう意味において、あいみが職場を離れていたことは幸いでした。私たちは儀礼的なものにとらわれず、本当に呼びたい人を呼んで披露宴を行うことができました。
2.披露宴の場所は双方に程良い場所とする理由
私が名古屋、そしてあいみが三重県南部に住んでいるため、挙式の場所には悩みました。名古屋市内または双方の住んでいる場所を直線で結んだ中間点あたりが適当かとも思いましたが、挙式前までに新婦とその母親が式場へ何度か行き来する場合が考えられるため、なるべくあいみの自宅から遠くない所でやることとしました。
3.派手にしない理由
お金には限りがあります。まだこれから将来にわたって絶えず生活費もかかりますし、やがて産まれてくるであろう子どもの養育費などの貯蓄もしなくてはなりません。これについては詳しいことを述べるまでもないでしょう。
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