スカーレットのアルバム

サイトポリシー
更新履歴
Eメール

作品集 製作記 工作技法 紙成模型塾 参考資料 掲示板 リンク集 管理人室

管理人室

結婚記(ことのはじまり)

プロフィール
結婚記
長男誕生
オレゴン訪問記

コンテンツ掲載日:2000年06月04日
最終更新日:2007年02月20日

ことのはじまり>>|挨拶・式場選び結婚式の準備・当日新居の準備新婚旅行

罫線

◆なれそめ

結論から先に書いてしまうと、共通の友人の紹介によって知り合ったものです。
これだけ書いてしまうと、よくありがちな話なのでつまらないものになってしまいます。
1998年10月の土曜のある晩に、私たち二人はそれぞれ別の場所で友人たちと楽しく食事などしていました。
その「友人」というのが夫婦でして、夫の方が私と、妻の方があいみの友人というわけ。
たまたまそれぞれの席で「独身の男女がいる」ということで盛り上がり(みんなそういう話が好きですな)、電話でいきなり相手と話などするはめになり、誕生日の話題(なんと私たちは生年月日がたったの1日違いなのです)などで意気投合し、後日会うことになりました。
時は1998年の11月。二人の誕生日に引っ掛け、その友人夫婦のお宅にてご対面となりました。
その時のお互いの印象は、

私→あいみ
「わたし、緊張すると固まってしまう、と言っていたわりには、しゃべりが絶好調だったね。でも話がしやすくてgood!」
あいみ→私
「はじめてなのに、やけに(友人夫妻の)子どもに懐かれているのはナゼだろう?」
というものでした。

初のご対面は、学生のコンパのごとく深夜まで続けられ、翌日はお互いに深酒と睡眠不足による体調不良に悩まされました。
それでも近所にある木曽三川公園まで出かけて楽しんできました。
次回に会うかどうかは、私のほうから11月末に意を決して(大げさですね)申し込まれました。
あいみの「会いたい、という気持ちがあるのなら喜んで会いたい」という返事に助けられたのを昨日のことのように憶えています。

罫線

◆それから

その年の12月下旬が、二人きりでの初めてのデートになりました。行き先は、あいみの自宅から比較的近くにあるところ。海を眺めながら生い立ちや仕事場でのとりとめのない話題、将来の漠然とした夢などを語り合いました。
これ以降は、月に1〜2回のペースで出会いを重ね、お互いの気持ちを近づけていきました。思い出の場所を思いつくまま書くと、鳥羽水族館、登茂山園地、太地町のくじらの博物館、志摩スペイン村など。今にして思うと不思議ですが、海の近くにあるところばかりでした。
デートを重ねるとはいっても、当時の私たちはほんの少しですが三十路を過ぎていました。将来のことを考えるとお互いに無意味な出会いを繰り返しているわけにはいきません。
1999年の2月、松阪市近辺の夜景を横目にしながらのドライブ中に、あいみの口から切り出されました。
「わたしとどんな風に付きあっていきたいの?」
あいみがせっかくのチャンスを作ってくれました。ここでお茶を濁していてはいけません。とっさに、
「将来のこともちゃんと頭に入れて、きちんとしたお付き合いをしよう」
と返事しました。既に二人はお互いの両親にも公認の仲でした。
これにより、デートを重ねるごとに「結婚」についてより真剣に考えるようになっていきました。また、この年の4月以降は「プロポーズをいつするか」ということで頭の中がグルグル回っていました。

罫線

◆いよいよ

運命のプロポーズは、1999年の5月、安城市内にあるデンパークというテーマパークでしました。情けない話ですが、その半月ほど前のデートでプロポーズのチャンスを失っていました。
暖かい日差しを受けながら芝生の上に並んで座り、遠くを見つめながら
「自分は、あいちゃん(あいみの愛称、そのまんまですね)の力になって生きていきたい。あいちゃんも自分の力になってほしい。一緒になろう。」
その時の私には、あいみを見つめながらプロポーズの台詞をはくことはできませんでした。もしも時間を戻すことができるのならば、今度はしっかり彼女を見つめながら言ってやりたいと思っています。
返事は、その一週間後にやってきました。その日は夜通しでクルマを走らせていました。向かう先は神戸。同市内の小さな山から夜景を眺めながら、
「わたしもてっちゃん(私の愛称、またまたそのままですね)と一緒になりたい」
と彼女の口から小さな声でぽつりぽつりと、しかしかみしめるようにして言葉が出てきました。
私はそのまま彼女を抱きしめました。あらためて、
「自分も一緒になりたい」
あとは、もう言葉は要りません。
朝がやってきました。初めは照れもあるのかお互いに言葉少なげでしたが、大阪海遊館に近づくにつれていつもの調子に戻った二人でした。

罫線

◆あとがき

いかがだったでしょうか。
あいみに言われました。
「こんなこと書くと、みんなにまた冷やかされるヨ」
自分で書いてみても赤くなってしまいそうな内容ですが、お互いに出会いから結婚を決意するまでの過程は、正に一世一代のこと。それだけにいつまでも細かいことまで憶えていそうなのですが、周囲を見回すと日常生活を重ねていく間に、意外に忘れられているようです。自分自身が日常の忙しさにかまけ、万が一にも二人の関係に冷めてしまった時、このストーリーを読み返すことによって、熱い思いをよみがえらすことができればという思いも込めながら書き込んでみました。
文中にある「友人夫妻」のことですが、だんなは私の趣味(鉄道模型)の友人、奥さんはあいみの仕事(バスガイド)時代の後輩、という間柄です。自分の趣味やあいみの選んだ職業が違っていたら、今の出会いは当然ないわけで、つくづく偶然というものの必然性を感じています。
皆様もこんなストーリーを書いてみてはどうでしょうか。
求婚は、お互いの人生を賭けたドラマチック・ストーリー。思い出せるうちに書いておくと、当時の新鮮な気持ちがよみがえり、相手を思う気持ちもまたまた強まってくることうけあいかと思います。
さて、はたしてできるかどうか分かりませんが、今度はあいみから見たストーリーを書いてみるのも意義があるのではないかと思っています。

このページのトップへclick!

罫線

ことのはじまり>>|挨拶・式場選び結婚式の準備・当日新居の準備新婚旅行


トップページ(サイトマップ)へclick!