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名古屋鉄道2200系(その2) |
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コンテンツ掲載日:2005年07月03日 最終更新日:2007年02月20日 |
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◆先頭車の工作・下地仕上げ
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【写真5】
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先頭車輌の工作に取り掛かります。要領は2000系の時と何ら変わりありません。【写真5】のように、まず骨組み状に組んだ補強材を設置し、ここにいくつかに分けた外板を接着していきました。
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【写真6】
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とりあえず外板の接着が終わった状態が【写真6】です。接着の結果生まれた隙間や段差は、下地仕上げの工程できれいに消し去ることができるので、気にする必要はありません。しかし、そうは言うもののものすごい顔つきですね。
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【写真7】
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車体の内側・外側ともにラッカーサフェーサー(マッハ模型の缶入り)を塗ります。外側は下地仕上げのためによく薄めたもの(材料の地肌が見えるぐらいの濃度)を、内側は材料の吸湿を抑える効果を期待して、それよりもやや濃い目にしたものを、共に筆で塗っておきました。
車体の外側については、ペーパーボディー工作の基本どおり、サフェーサーの塗布と空研ぎを幾度か繰り返して、【写真7】のように滑らかな表情の車体に仕上げていきました。
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◆床板の加工・伝動装置・車体ディテールの取り付け
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【写真8】
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少し気分を変えて足回りの加工に手を出してみました。床板はいつものように金属板(鉄板)を使用し、動力はMPギヤシステムを採用しています。車体裾の補強材の取り付け位置の関係から、床板の幅が通常よりも狭くなっているのにご注目。
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【写真9】
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再び車体の製作に戻りました。最近の名鉄電車は、鋼製車体であっても屋根にはステンレス材を用いているため、この部分にはヒモ出し加工がされております。【写真9】は、0.5mm幅のICテープを使ってこれを表現したところです。あわせて薄手のアート紙を貼り重ねて先頭車の貫通扉(実際には貫通扉風に見せたものですが…)のパーツを作り、前面に接着しました。連結面には雨どいも取り付けています。
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【写真10】
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続いて、パンタ周りの配管類を取り付けました。あまり細部にはこだわらず、【写真10】のように見た目でそれらしくまとめています。配管止めはマッハ製品を使用、パンタ台は真鍮帯板を貼り重ねて自作しています。
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【写真11】
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さて、一気に塗装作業まで進めました。塗装の順番には気を使いますが、先に製作した「ミュースカイ」こと2000系での経験をそのまま生かしています。
【写真11】は、塗装とレタリング類の貼付が終った状態です。前面貫通扉にある前方見通し窓は、窓ガラスのパターンをプリントしたクリアラベルを貼付して表現しています。特別席車輌の車体に大きく描かれた号車番号についても同様です。それ以外のレタリング類は、大淀車輌さん制作のデカール類を用いています。同氏のおかげで今回も大変生き生きとした表情の車体が生まれました。この場で改めて同氏に謝意を表する次第です。
この先の作業をどんどん進め、一日も早く完成した姿を見たいという気持ちが高まってきました。
しかし、床下機器類の製作が何一つ進んでいません。まだまだ道のりは遠そうです。
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