◆名鉄7300系について
7300系は昭和46/1971年に誕生しました。誕生とは言っても車輌の下回りは戦後間もなくに登場した3800系(一部は800系)のものを流用した、いわゆる車体更新車です。
下の一連の作例写真でもご覧のように、下回りでごつい旧型電車の様態を持つ一方で、上回りはパノラマカー並みのスマートさというアンバランスさが何とも言えないスタイルとなっています。登場時はミュージックホーンも取り付けられ、支線区へ直通する特急として重宝されていました。
また、800系をはじめとする他のツリカケ駆動の系列(自動進段制御車:AL車)と併結運転する姿がよく見られました。
昭和時代の末期になって、名鉄でも国鉄の分割民営化を意識した体質改善が一気に進み、AL車たちは急速に姿を消していきましたが、車体が比較的新しかったことと、冷房車であったことが幸いしたのか、7300系については平成9/1997年まで生き長らえました。
それ以降は活躍の場を傍系の豊橋鉄道に移しましたが、そこでの活躍は短命なものに終わり、平成12/2000年には東急電鉄からやってきた7200系ステンレスカーにバトンを渡して引退しました。
モ7300(←豊橋・岐阜→)
モ7300(←岐阜・豊橋→)
サ7400(←豊橋・岐阜→)
サ7400(←岐阜・豊橋→)
モ7450(←豊橋・岐阜→)
モ7450(←岐阜・豊橋→)
ク7200(←豊橋・岐阜→)
ク7200(←岐阜・豊橋→)
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