|  | 名鉄800型投稿作品集 | 
  
    |  
  
  
  
  
  
   | コンテンツ掲載日:2006年05月08日最終更新日:2007年02月20日
 | 
  
    | 『月刊とれいん』の2004年5月号(第353号)の誌面および当サイトで完成作品を募集いたしました。同誌発売直後より、「製作着手しました。」
 「完成しました。」
 といったうれしいお便りをいただいております。
 さて、さっそく、お客様からいただいた完成写真をご紹介いたしましょう。
 | 
  
    |   | 
  
    | 
 
 | 
  
    | 
 投稿のトップバッターを飾るのは、川崎さんの作品です。製作にかかるコストをおさえるために、パーツを自作したり、廉価なものに置き換えるなどしたほか、使えそうなものを100円ショップで調達・流用するなどしたそうです。しかし、それでもちゃんと名鉄電車に見える仕上がりはお見事です。特にこれから模型製作をめざそうとする若い世代の方は、参考にしてほしいスタンスであると思います。
 しかし、バックの車輌も気になりますね。JR九州の787系電車でしょうか。
 | 
  
    |   | 
  
    | 
 
 | 
  
    | 
 続いては、『とれいん』誌上でおなじみの森岡さんの作品。ゆくゆく二両編成に仕立てあげるということで、とりあえずM車が完成しました。全検上がりで車体はピカピカ。でもどこか厚化粧気味で、寄る年並は隠し切れず(作品の悪口じゃあないですよ。誤解なく。)…という実物そっくりの質感がよく出ていると思います。「昔、こんな名鉄電車があったよなあ。」としばし感慨にふけってしまいました。
 もう一つの見どころは、紙のウィンドシールの上に洋白線を貼り重ねて段付きシールを再現したところです。一方でリベットが省略されているとのことですが、私の作例以上に実物っぽいところがあると思いませんか。
 「初心者向け企画なのにベテランがエントリーしちゃっていいの?」という野暮な疑問はこの際横に置いておきましょう。この手法は、リベットの表現に使う点線引きが入手困難な現在にあっては、大いに参考になると思います。
 | 
  
    |   | 
  
    | 
 こちらは、藪中さんの作品。こちらは、部分的にフリー化されているのが特徴です。旧型国電風のプレスドア、更新・強化された運転台部分、そしてオリジナルの塗色に、作者自身が存分に製作を楽しんだ後がうかがえるようですね。仕上がりも大変美しいものです。ペーパーモデル歴は浅いとのことだそうですが、それを全く感じさせません。
 作品からは、名鉄本線が、第二東海道線として国鉄に買収され、車輌も買収国電と化してしまった、あるいは、それが地方私鉄に譲渡され、今もどこかで細々と活躍しているといった、旧型電車につきものの遍歴のエッセンスなど、まことに興味深いものを感じ取ることができます。
 | 
  
    |   | 
  
    | 
 
 | 
  
    | 
 
 | 
  
    | 
 
 | 
  
    | 2004年5月15〜16日にかけて静岡で開催された「トレインフェスタ2004」の会場で、一挙6作品が勢揃いしました。写真は、前ページでご登場の森岡さんより提供のあったものです。そして、車両たちが鎮座するレイアウトは東京HOクラブさんの所有するものです。一番上が、勢揃いした様子。ページレイアウトの関係上、これでは見づらいので、それぞれ左半分、右半分に拡大してみました。
 懐かしいダークグリーンの作品は、左が大久保健二さん、中央およびその右が加藤勝司さんの作品。一方、スカーレットの作品は、左から順に森岡仁志さん、
 甲斐三幸さん、汲田純一さんの作品となっています。
 どの作品にも、使用されているパーツや車体の色調など作者の個性がよく現れています。
 | 
  
    |   | 
  
    | 
 
 | 
  
    | 
 いよいよ地元モデラーのご登場です。これは佐藤哲也さん(HNは「佐藤A哲也さん」)の作品。全体が大変に美しく仕上がっていると思います。モ800型の製造初年は今から約70年前の昭和10年のこと。当時の様子を克明に知る者は既にほとんどいないのでしょうが、もしも実物がスカーレット一色で新製されたとしたら、まさにこんな感じだったのではないでしょうか。
 | 
  
    |   | 
  
    | 
 こちらは佐藤正央さんの作品です。前のページでご紹介した森岡さん、同じく前段の佐藤哲也さんの作品がピカピカの車体に対し、こちらはややきつめのウェザリングがかけられての登場です。私が実物に慣れ親しんだ時代は、まさにこんな感じで走っていることが多かったので、なつかしさが込み上げてきます。屋根の仕上がりも大変に実感的であると思います。 このページのトップへ | 
  
    |   |