伊豆急行2100系
コンテンツ掲載日:2007年03月06日最終更新日:2007年03月23日
◆実車および作品解説
伊豆急行2100系は1985年に登場しました。従来の鉄道車輌の常識を覆す斬新なデザインと豪華な内装、そして伊豆急線内では普通列車として使用されるユニークな運用が話題を呼び、一躍人気者になりました。1993年までに5編成が製造されましたが、塩害による車体の傷みには勝てず、2006年にトップナンバーの編成が勇退しています。 作品では、1986年に登場した第二編成をプロトタイプに選びました。編成の中間にグリーン車扱いの「ロイヤルボックス」と呼ばれる車輌を連結した、全盛期の姿を再現しています。 名鉄とその乗り入れ相手である車輌を中心に製作してきた私が、なぜ伊豆急行の電車を製作したのか、疑問を持った方もおいでかと思われます。この作品を製作した年は、私が鉄道模型の世界に足を踏み入れて、ちょうど20年目にあたる年でした。そこで、これまでの20年間と、21年目そして21世紀に向かってがんばっていこうという意気込みとこの形式の愛称である「リゾート21」を掛け合わせた結果、製作の対象に選んだというわけです。 車体は、前車輌とも紙屋根工法で製作しています。駆動方式はMPギヤシステムで、これを搭載した車輌を編成中に2輌組み入れております。 床下機器類の配置等については正直な話、よく分からないので国鉄113系用の床下ユニットをそっくりそのまま流用しました。下回りで楽をした分だけ、内装には力を入れて取り組み、山側と海側で異なる個性的な座席配置を再現しました。
左から順にクハ2153、モハ2105、モハ2106、サロ2182、モハ2108、サハ2172、モハ2107、クハ2154
クハ2153、クハ2154の並び
下田方先頭車クハ2154には女性乗務員が乗務
編成ほぼ中央部に連結される特別車輌「ロイヤルボックス」ことサロ2182
車輌中央部に室内ステージを設けたサハ2172
わが国の鉄道車両では珍しい天窓の付いた出入り口
海側室内座席の様子(その1)
海側室内座席の様子(その2)
山側室内座席の様子
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