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息子が誕生(その3)

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コンテンツ掲載日:2004年01月12日
最終更新日:2007年02月20日

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◆授乳

離乳食が始まるまでの大事な日課の一つです。最初は信じがたいことでしたが、1回の授乳のたびに子どもの体重は増え続けていきます。
母乳による授乳は、哺乳瓶でミルクを飲ませるのと違い、どれだけ飲んでくれたかが分かりづらく、不安でもあります。わが子は、授乳が始まると間もなくして寝てしまうことがしょっちゅうでした。妻は、このままではいいのかなと思っていたようですが、私は、これもこの子の個性だと割り切っていました。
しかし、彼女の予感が不幸にも的中し、1ヶ月健診の結果、体重の増加が平均値に比較して思わしくなく、助産士から授乳のテクニックを再度学びつつ、2ヶ月健診まで経過を見ることにしました。
誕生してから2月ほどたった3月中旬、名古屋で親子三人の生活が始まりました。心配していた体重の件は2ヶ月および3ヶ月健診を経て、もう大丈夫という線に落ち着きました。
授乳のたびに夜中に起される生活は、生後4ヶ月頃まで続きました。
一日の授乳回数は、月日を経るごとに減っていきます。それにつれて体が必要とする栄養は離乳食等にウェイトが移っていきます。ここでもやはり個人差がありますが、生後1年ぐらいで授乳とお別れするようです。
「授乳とのお別れ」−世間一般では「乳離れ」とか「卒乳」と呼ばれています。母乳をほしがるわが子が泣こうがわめこうが強引にこれを奪い、数日間の辛抱の後に授乳生活から卒業するということを保健所の講習で聞いていたため、私たちも覚悟を決めて取り掛かろうと考えていました。ところが、長男の場合、1歳を直前にして授乳回数が急減し、誕生日を少々過ぎたあたりでまったくほしがらなくなり、それこそあっけなく「卒業」してしまいました。これも個人差が大きいところのようです。

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◆入浴

出産時から今日にいたるまで、基本的には私の担当になっています。
お湯が子どもの耳の穴に入ると、中耳炎などの炎症を起す場合があるので、特に顔や頭を洗う際には利き手の反対側の手のひらで子どもの頭を支えつつ、親指と人差し指で両耳をふさいでやらなければなりません。この作業は手の大きい父親向きの仕事です。生後4ヶ月あたりまではベビーバスと呼ばれる専用のバスタブを使っていましたが、成長と共にこれでは手狭になり、親と一緒に浴槽に入るようになりました。首がすわるようになるまでの間は、おっかなびっくりの連続でしたが、生後半年もすると、体がしっかりしてきますので、大変楽になってきます。1歳あたりになると言葉あそびも始まりますので、非常に楽しいひと時になってきます。

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◆就寝

よく寝てくれたら、すぐに寝付いてくれたらどれだけ楽なのに…と思わない親はいないことでしょう。私たちも同様です。
長男は、他所の子どもの話と比較すれば、性格もおとなしく、寝つきも良い方であると思っていますが、やはりそれなりに苦労がありました。
夜に寝付いてもらうのに一番苦労したのは生後8ヶ月頃だったでしょうか。とにかく、抱っこしてやらないと絶対と言っていいほど泣き止まない。私ではまず、寝つかせることは不可能で、妻がそれこそ腫れ物に触るように扱いながら、夜遅くに眠りに落ちるというありさまでした。
このことに関しては、理由がはっきりしませんが、時期によって状況がガラリと変わります。この一番難しかった時期を経ると、私が添い寝するだけでも寝付いてくれるようになりましたが、1歳と10ヶ月を過ぎると、私たち両親を加えた川の字にならないと寝付かないようになっています。自分一人で寝ることができるようになるまでの道のりは、なかなか遠そうです。

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◆食事

離乳食は、生後4ヶ月あたりからスタートしました。離乳食というよりは、母乳以外のものを口にする…と言った方が正確かもしれません。まず皮切りは麦茶とかミカンの絞り汁から始めました。
離乳食は、作る手順と素材の組み合わせを目の当たりにすると、大人の舌では想像できないようなものからスタートします。その後、だんだん素材の形が大きくなりながら大人の食事に近づいていきます。自分たちとほぼ同内容のものを口にするようになるのは、1歳を過ぎたあたりからです。
1歳4ヶ月ごろから、自分の力で食べるようとしだします。とは申しましても、大人のように上手に食べられませんから食卓の周りが食べこぼしなどで相当に汚れてきます。しかし、これも成長の過程の中では必要なこと。今も見守るべきところは見守りつつという毎日が続いています。

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◆動作

生まれて間もなくは仰向けになったまま、寝たきり状態です。
4ヶ月もすると寝返りを打てるようになり、生後半年もすればじっとしていないようになるのでオムツ替えに苦労するようになります。これの状態がずっと続くのかと思ったら、これが違っており、1歳にもなれば、オムツにしても服にしても替えてもらっていることが分かっているのか、おとなしくしてくれるようになりました。
つかまり立ちは生後10ヶ月ごろから、伝い歩きはさらにその1ヶ月後あたりから始まりました。それこそ、突然に始めだすのでビックリでした。思わず「よくできたねぇ。」と抱きしめてやります。
1歳を過ぎれば家中を我が物顔で行き来できるようになりました。一緒に散歩ができるなど、うれしい反面、ますます目が離せなくなりました。

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◆言葉

言葉の発声も、大変に個性の出るところです。
息子の言葉らしい言葉の第一声は「お茶」を意味する「ぶぅ」でした。1歳と2ヶ月頃のことでした。
1歳10ヶ月ごろですと、口にする言葉はこんな感じです。
パパ(お父さん)、ぱっぱ(ふりかけ)、ブーブー(自動車)、ゴーゴー(電車)、ワンワン(イヌ)、ガーガー(アヒル、場合によってはゴミ収集車)など。どういうわけか、肝心の「お母さん」に相当する言葉がありません。2歳を目前に控えた頃、ようやく「ママ」の一言を口にするようになりました。
大人の口にすることはかなり分かるようになってきています。「ママはだれ?」と問い掛ければ、ママを指差すなどしますし、言われたものをかなり高い正解率で持ってきてくれるようになりました。
2歳を過ぎたある時点で爆発的に語彙が増えると聞いていますが、その日が楽しみでもあり怖くもあります。
2004年4月、2歳3ヶ月になりました。上記以外に現在口にしている言葉を思いつくまま並べてみました。

ことば 意味 ことば 意味
ぽっけ ポケット とと
ぱった スパゲティー ぽてと じゃがいも
がおー ライオン もー ウシ
にゃーお ネコ ぶた ブタ
ぽっぽー 蒸気機関車 ぱおー ゾウ
こーき 飛行機 ぱーん パン
かれー カレーライス きこここ きのこ
きーき ケーキ ぎゅー 牛乳
ぎっきー ミッキーマウス とーけー 時計
はひー とーふー 豆腐
まーえー 豆、エプロン ぶくぶく
ひっきー ひじき どーん うどん
ほねー 魚の骨 のりのーり 海苔
いっぱいー たくさん たーた 靴下
こーえん 公園 ぷりーん ぷりん
ぎかん みかん まんまんまん ご飯
ぶー レゴブロック さら
かぎー くっく
げこげこ カエル ぽーんぽーん ボール
げいごーこ れいぞうこう ふきふき 拭く
やきやき フライパン うたー
すぷん スプーン けーたーい 携帯電話
あめー 曇り、雨 だぁだぁ 手を洗う
げんかーん 玄関 うーんうーん ウンチ
ぼーひ 帽子 こーと コート
ぱっ 電燈 ぎごぎご イルカ
おーちゃ お茶 ぽい 捨てる

また、親が口にする仮名文字を真似て発音するようになりました。ただし、サ行の音が苦手なようです。数字は、意味がわかっているのか定かではないのですが、6から9までは発音できるようになりました。
2005年の春には幼稚園の年少組に入園しました。いろんな友だちや先生との付き合いが進んでいくなかで、どんどん言葉を覚えるようになってきます。最近ではかなり口達者になってきました。

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