◆完成!そして電車たちの夢
車体が塗り上がってからの作業は、神経を使う作業が連続します。窓ガラスや連結器まわりの機器が取り付いて電車らしくなっていくのは見ていて楽しいことですが、反面、何かの拍子でボディに傷や接着材が付かないか、いつもヒヤヒヤしています。今回は10両中、ディテールの多い先頭車が8両を占めていますので、私にとっては、ある意味で辛い作業でした。
塗装後の作業で一番のヤマ場となるのは、連続窓の接着です。窓の大きさにスッポリはまる大きさに切り出したエンビ板に、烏口でHゴムと窓柱を描いておき、強力型の両面テープでボディーに外付けで接着しました。この方法は正面の運転室部分の窓にも用いています。この方がボディーの内側からガラスを接着するよりも、はるかにスッキリした仕上がりになります。
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